卒業生インタビュー
現場で活躍している卒業生たちに在学中のことや今のお仕事について、お話を聞きました。
作業療法科
北山 依寿美 さん
2023年3月 作業療法科 卒業
(富山県立八尾高等学校 出身)
富山西総合病院 勤務
私は現在、急性期病棟に所属し、内科疾患の方や脳血管疾患の方を担当しています。また、脳梗塞発症後、早期より運転希望される方に対して運転評価も行っています。
在学時の思い出といったら、学校生活同じ目標をもった友人たちと過ごした時間や熱心に指導してくれた先生方と過ごした時間が印象に残っています。学校生活で学んだ医学の基礎知識が患者の病態理解につながり、それを3、4年次の実習経験で実際に自分の知識、技術として体得することができました。特に、作業療法評価や治療は、現在、現場でも生かされていると思います。
理学療法科
寺 将希 さん
2023年3月 理学療法科 卒業
(富山県立砺波工業高等学校 出身)
公立南砺中央病院 勤務
理学療法士として、主に人工関節の手術をされた方のリハビリをしています。自宅復帰にむけて何をしてあげるのが良いのかを考えたり、高齢の方が多いため他の福祉施設等への再入所に向けて必要なことを考えたりしています。
リハビリを通して、患者様のできることが増え、笑顔で退院される様子には、仕事のやりがいを感じます。さまざまな年齢層の方々と仕事をするため、その方にあった話し方、声の大きさ、スピード等相手に伝わるようなコミュニケーション能力が求められます。
在学中、理学療法士になるための知識・技術を身につけることや、挨拶や礼儀、マナー等、コミュニケーションの取り方を丁寧に教えていただいたので、就職後も安心して現場にたつことができました。
理学療法科
安倍 瑠芽 さん
2023年3月 理学療法科 卒業
(富山県立富山北部高等学校 出身)
根塚整形外科・スポーツクリニック 勤務
理学療法士として、外来・入院の患者様の運動器機能的改善を目的としたリハビリをしています。在学中は、現場のシーンを想定したリアルで実践的な学びがたくさんあり、卒業した今でも身につけた知識・技術は活きていると実感します。授業は丁寧でわかりやすく、またスピード感を持って仕事をすることで患者様に安心感・信頼感を与えるということを学びました。今後の目標は、理学療法士としてはもちろん、スポーツトレーナーとしてスポーツ選手を支えて行くこと。そのために、徒手治療の勉強だけでなく、トレーニングや運動学習の勉強もしています。
※徒手治療…理学療法士が直接、患者様の体に触れて行う手技。曲げにくかったり、伸ばしにくい関節の動きを改善したり、柔軟性の低い筋肉を伸ばしたり、こわばっている筋肉を柔らかくしたりする際に用いる手技のこと。
作業療法科
高藤 璃子 さん
2021年3月 作業療法科 卒業
(富山県立氷見高等学校 出身)
済生会高岡病院 勤務
作業療法士として、脳卒中(急性期~回復期まで)の方や上下肢の骨折の方のリハビリを担当しています。患者様と一緒に設定した目標を達成するにはどうしたら良いのか、試行錯誤しながら考えています。すぐに活動の成果がみえるわけではありませんが、小さなことでも目標が達成され、患者様が日常生活の中でできることが増えていると、とてもやりがいを感じます。
在学中は、実習や国家試験対策、就職活動のことなど、先生方にはたくさん相談にのっていただきました。また、患者様への配慮の仕方や接し方についても学ばせていただきました。作業療法士としてはもちろん、また人としても大きく成長できたと思います。
理学療法科
紙谷 有蘭 さん
2023年3月 理学療法科 卒業
(富山県立滑川高等学校 出身)
PDハウス秋吉 勤務
理学療法士として、施設での個別・集団リハビリや介護の面で、食事や排せつなど生活面でのサポートを行っています。
在学中は、豊富な実習時間と臨床現場を数多く想定した知識や実技をひとつひとつ、体系的にわかりやすく教えていただけたことで、安心して実習にのぞむことができたし、就職をした現在も、評価や動作分析等に、ほとんど戸惑うことなく仕事ができています。
これからも利用者の方がずっと笑顔で安心して生活し続けることができるように、私らしい、私だからこそできるサポートを行っていきたいです。
作業療法科
新鞍 拳吾 さん
2023年3月 作業療法科 卒業
(富山第一高等学校 出身)
富山県リハビリテーション病院・こども支援センター 勤務
作業療法士として、運動機能では主に上肢機能、ADL(食事、着替、入浴、排泄、歩行・移動、整容動作など)・IADL(買物、料理、清掃、金銭管理、交通手段の利用など)の再獲得、復職、運転再開支援など、幅広い分野を担当し治療しています。
実際の現場は、患者様によって対応の仕方もさまざまです。在学中は、経験豊富な先生方から、さまざまなケースとその評価方法を教わっていたことやクラスメイトとの繰り返し学習により、幅広い知見を習得でき、今も大きな戸惑いもなく現場にたてています。
これからも患者様に合った治療ができるよう、日々の勉強を怠らず努力を続けていきたいです。

