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【作業療法科】富山県立南砺福野高校(福祉科)で出張授業

 

富山リハビリテーション医療福祉大学校では、県内の中・高校生に対する出張授業を行っています。

 

今回は、富山県立南砺福野高等学校(福祉科)3年生に対して、作業療法科の白瀬先生が「感覚とは?」について授業を行います。

 

 

現在3年生は、まさに介護実習中。
前半の実習を終え、本日1日学校で授業、そして来週からまた実習後半戦を迎える中、前半戦を振り返り、後半戦の実習がより良いものになるよう、たくさんのインプットとアウトプットをしていきます。

 

 

高校の先生方が思う、介護を学ぶ生徒たちの課題 …
生徒(介護実習生)が実習現場で利用者さんの情報を得るために「何をポイントに利用者さんを観察したらよいか」が課題とされている中で、白瀬先生は、教員、また作業療法士として、感覚の気づきが利用者の生活支援につながることをの意味を体験を通して伝えていきます。

 

 

感覚
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚、固有感覚(深部感覚)、前庭感覚(バランス)…
授業では、それら感覚の内容の理解と、それらの感覚を「利用者を知る」という視点での理解につなげていきます。

 

 

高校で行う介護の授業に、作業療法士である白瀬先生が授業を行うことで、「介護=身の回りのお世話」だけでなく「人生を支える関わり」という視点が加わります。また、白瀬先生は、当校の教員になる以前に介護施設での勤務経験があることから、介護現場で大切な作業療法の視点… 具体的には身体・認知・心理・環境など、介護には 多面的な観察 が重要であるということを、自らの経験をもとに伝えていきます。

 

 

白瀬先生は、介護をこれまで学んできた生徒に対して、今後、介護を行っていく上でのポイント、利用者の 生活歴・役割・価値観・習慣 に注目することやまた、身体機能+認知機能+心の面を一体的に見る こと、介護において大切なことを説明しました。こういうことを理解した上で、介護に関わることで、わからない介護、難しい難しい介護ではなく、利用者の「その人らしさ」とか、「生きがい」につながる介護になっていくかもしれませんね。

 

 

今日のまとめ「ケーススタディ」の授業。
2つのケースに対し、今日、身につけた「見る力+考える力+関わる力」からアプローチ方法を考えていきます。

 

 

今回の授業を通して、「介護」に、作業療法士の視点をもつことで、「感覚の気づきが生活支援につながる」ことや「人生を支える関わり」という意味を含めた仕事の理解(=やりがい) につながってうれたら嬉しいです。

 

富山リハビリテーション医療福祉大学校、富山調理製菓専門学校では、広く出張授業を行っております。現場経験豊富な専門学校の教員からの話や実習を通して、高校生にとって仕事のイメージをもってもらったり、将来像の具体化につながれば幸いです。

 

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