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【介護福祉科】松陰高等学校で「介護のシゴト」出張授業

 

介護福祉科による出張授業。
当日は、学科の教員から介護福祉士の仕事や、介護福祉士に求めれるスキル、さらに、介護福祉士じゃなくても、誰か大切な人のために仕事をする上で大切にしてほしい思い等をお伝えした後、実際に、介護の仕事を体験いただきました。

 

 

2024年4月に新設した「介護福祉科」
介護福祉科の教員は、これまで病院・福祉施設等で実際に介護福祉の仕事してきた現場を知る介護福祉士(=教員)

 

そういう先生方から、介護福祉士のなるための基本的知識・スキルはもちろんのこと、長く介護福祉の仕事をしてきたからこそわかる、仕事の楽しさ、喜び、そして、やりがいについて実体験をもとにお話させていただきました。

 

 

幅下先生(写真左)と市井先生は、病院・施設等で介護福祉士の第一線でお仕事させてきた先生たちではありますが、若手の育成指導もされてきた先生。そんな先生たちだからこそわかる、若いヒトたち(学生・生徒)ひとりひとりの性格、個性、価値観、考え方等と、そうしたひとりひとりを大切した教育と対話。

 

そういう、介護福祉の仕事をするために… また、それ以前に大切な誰かのために仕事をする上で大切な「相手を思いやること」や「人に寄り添う」等、そういうヒトとして大切なことを授業や学校生活を通して、学生たちに諭すような指導を心がけています。

 

 

体験授業:目の見えない人の気持ちを知ろう

 

これまでは、普通に見えてきた人、物、景色…等。けれどもケガや病気、加齢、障がい… 等、みなさんにとって、これまであたり前に見えたこと、できたことが、急に見えなくなる、できなくなる可能性は0ではありません。

 

もしそうなったら、あなたはどうしましょう。
介護する側、される側…

 

 

今日は、そういう目が見えない人の気持ちになって、そういう方に対して、どのようにして「伝える」か、を体験しました。

 

右右… もう少し左… そこそこ… そういう単純な言葉ではなかなか相手には伝わらないし、相手は「何?わからない… 怖い…」そうならないように、介護福祉士は、相手の立場になって、相手にちゃんと伝わる言葉で伝えていきます。 

 

 

「クロックポジション」
これは視覚障害者に対して、対象物や目標方向が時計の「何時方向」であるかの方位を提示する手法です。

 

例えば食事介助の際、「6時に箸」「7時にご飯」「12時に魚」というように時刻で時計の短針の位置を示し、そこにあるものを説明するようにします。

「6時の位置にご飯があって、12時の位置にサラダがあります。また、9時の位置にあるスープは熱いので、やけどに注意してください。」というように伝えます。

 

このように、物の場所を時計の時刻に例えることで、視覚以外の方法で運んできた対象物の場所を理解してもらうことが可能になります。

 

 

先生たちは、介護福祉士として「なぜ、そうするのか。それをしないとどうなるのか。」について、仕事ひとつひとつ、その意味、理由、それをしないとどうなるのか(危険予測)をつなげて理解してもらえるよに、さまざまな手法で学生に理解させます。

 

それは、長年の介護福祉士としての経験と「どのようにしたら相手(学生、生徒)は理解してもらえるか」を考えた上で、そこに学ぶ楽しさ、面白さ 等を知ってほしい、そういう思いをもった先生たちだからできること。

 

頭で考えて理解するより、体験を通して理解した方が断然、頭と身体に入ってきますよね。
富山リハビリテーション医療福祉校 介護福祉科の学びを知ってほしい!

 

 

今日の体験を通して、ひとりでも介護福祉士の仕事に興味をもっていただけたら嬉しいですし、介護の仕事を目指さなかったとしても、誰か困っている人の支えになるような気持ちや行動を大切できる人間(ヒト)になっていけたら幸いです。

 

そういう、人間として大切な ” 何か” や ” 関わり方のヒント ”を
授業や学校生活を通して教えてくれる富山リハビリテーション医療福祉大学校で、

介護福祉士・作業療法士・理学療法士を目指しませんか。

 

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